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Huglobe!(はぐろぶ) | June 22, 2017

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【イベントレポ・前編】「真のハッピー、ラグジュアリーとは?」 andu amet 2周年パーティー

2014年7月6日、ラ・フェンテ代官山の代官山CCスタジオにて、ブランドローンチから2周年を迎えたandu amet(アンドゥアメット)の記念パーティー「andu amet 2nd anniversary -cross talk show with fabulous women-」が行われました。
 
anduamet_2nd
 
■andu ametの「ハッピーの秘密」
 
andu ametは、世界最高品質とも言われるエチオピアのシープスキン(羊革)を使ったレザー製品を製造・販売するブランドです。
 
代表を務める鮫島弘子さんは、約10年前、国内メーカーのデザイナーを経て青年海外協力隊・デザイン隊員として同国で活動し、現地の人や素材に可能性を感じたといいます。そして2012年、「エシカル(倫理的)でありながらラグジュアリー」なブランドを目指し、会社を設立しました。
 
パーティー冒頭の挨拶で、andu ametの「HAPPY!の秘密」として鮫島さんが挙げたのは①マテリアル(素材)、②デザイン、③プロセス(製造過程)の3つ。
 
特にプロセスについては、エシカルなこだわりがあります。
「調達」段階では、食肉の副産物の革を使用し、環境に配慮されたタナリー(革のなめし業者)とのみ取引をしています。
次に、アップサイクルを取り入れた「企画」。本来なら破棄されていた革の端切れなども、独自の技法とデザインで美しいパーツへと生かしています。
また「製造」にあたっては、原皮ではなく最終加工製品(バッグなど)を輸出するため、現地にandu ametの工房を設立し、雇用創出・技術移転をもたらしています。
そして「販売」についても、大量消費の促進ではなく、長く愛用してもらえる商品を目指してマーケティング・セールスを行っています。
 
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■皆から憧れられるトップブランドに!
 
最後に、鮫島さんはandu ametの目標を堂々と語りました。
「たとえばパリのシャンゼリゼ通りなどの一等地で、世界のトップブランドと肩を並べてお店を出すのが夢。その日まで、ぜひ応援よろしくお願いします!」
 
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andu ametのFacebookで公開され、たくさんの「いいね!」を集めた写真。現実になる日も近い?

※エイプリルフールのジョークでした♪

 
■クロストーク「andu amet」鮫島弘子さん×「crazy wedding」山川咲さん
 
クロストークショー第一部では、フリーアナウンサーの末吉里花さんによる進行のもと、andu amet代表の鮫島さんとcrazy wedding代表の山川咲さんが対談しました。
 
anduamet_event2
 
末吉さん「お二人とも、“今までにないもの”に挑戦していらっしゃいますよね。原点となるような体験などがあればお聞かせください」
 
山川さん「3歳から、家族全員でワゴンカーに乗って日本一周の旅に出たあと、千葉の片田舎で生活をするという幼少期を過ごしていて、自分の生き方について葛藤を抱えていました。大学卒業後、ベンチャーのコンサルティング会社で5年間働いたのち、1人旅で訪れたオーストラリアで『もっと自分らしい生き方をしよう』と決心。帰国後、「意志をもって生きる人を増やしたい」という想いを実現するために起業し、業界で不可能と言われ続けた、人生を表現するオリジナルウェディングブランド・crazy weddingを立ち上げました」
 
crazy wedding
▲山川さん率いるcrazy weddingがプロデュースした結婚式の一例(写真リソースはこちら)

 
鮫島さん「私は中学校時代、父親の仕事の関係でイラン・イラク戦争時代のイランで過ごしたことがあります。その時、『あぁ、私も男の子だったらイラクに行ってたくさん人を殺せるのに』という現地の人の言葉を聞いて大変ショックを受けました。自分の世界を一歩出ると、全く違く世界がそこにはある。『貧しさ』とはこういうことを言うのだと。それがわたしの原体験の一つになっていると思います」
 
末吉さん「私は、『世界ふしぎ発見!』という番組のミステリーハンターを務めていて、秘境担当だったので本当にいろいろな国や地域を訪れました。キリマンジャロに登ってレポートするというロケがあったのですが、頂上で見た景色が衝撃的で。地球温暖化の影響で、氷河がとても少なくなっていたんですね。その時に、こういう世界の現状を日本のみんなにも伝えたい、『環境』というテーマにもっと真剣に関わっていきたいと思うようになり、今ではオーガニックやフェアトレード関連の活動にも積極的に取り組んでいます」
 
■困難をどのように乗り越えてきたか
 
そして、「これまで、どのような失敗があったか?またそれをどう乗り越えてきたか?」という末吉さんからの質問に対し、二人は次のように答えました。
 
鮫島さん「『事業をしていて、何に最も苦労しますか?』と良く聞かれるのですが、私にしてみると99%が難しいこと。針の間を縫うような思いで、少しずつ成果を積み重ねている感じです。
あえて一番の苦労を挙げるとすれば、『価値観の違い』でしょうか。たとえば、andu ametの製品を作ってくれているエチオピアの人たちは、家族をとても大切にする文化を持っているのですが、親の具合が良くないからという理由で何ヶ月も仕事を休まれてしまうと、製造がストップしてしまうのでさすがに困る。でも、家族より仕事を優先しろと言うのもどうかと思う。
andu ametに関わる全ての人をハッピーにする、というコンセプトを掲げている中で、自分はどんな選択をすべきか?と良く頭を悩ませています。それでも、現地の職人たちや商品を買ってくださった方の笑顔は、この事業をする上で大きなモチベーションになっています」
 
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▲エチオピアで働くandu ametの職人たちと、鮫島さん

 
山川さん「儲かるかどうか、ではなく理想のウェディングを現実のものにしたいからこの事業を始めました。これまで、大変なことはたくさんあったけれど、失敗はひとつもなかったと思っているんです。なぜなら、失敗を失敗のまま終わらせたことは一度もないから。全てが積み重なって今があります。創業から2年で、すでに社員は29人に増えました。これだけでも、私にとって本当に感動的なことなんです」
 
■「真のハッピー」とは?
 
最後に一言ずつ、参加者の皆さんへメッセージを贈りました。
 
山川さん「私が最初に入社した会社を辞め、今の事業をしていて思うのは『キャリアや肩書をなくしても死ぬことはない。それよりも、自分の人生を生きられないことの方が怖い』ということ。『失うものはなにもないとすれば、自分は何がしたいのか?』と考えてみてもらえたらうれしいです」
 
鮫島さん「以前働いてきた時には、『本当はもっとこうしたいのに』と思うことだらけだった。今の仕事は、お給料も地位も下がったけれど、自分のやりたいことをやれていて、こっちの方が幸せだな、と感じています」
 
末吉さん「私、“happy(幸せ)”の語源は“happen(起こる)”だと聞いたことがあるんですよ。幸せは、自分で起こしてつかみ取るものなのかなと。お二人のお話を聞いていて、勇気を出して一歩踏み出すことがハッピーにつながるのではないかと思いました。短い時間でしたが、ありがとうございました!」
 
>>andu amet2周年記念パーティーのレポートは、後編に続きます♪


Mio
  • On 2014/07/09